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七五三の着物を解説!柄の持つ意味とは?男の子編

七五三

子どもの記念イベントの中でも忘れてはいけない《七五三》

七五三の着物には色々な柄行があり、中でも古典柄(昔ながらの柄行)は今でも高い人気があります。

今回は、着物の柄や意味について解説していきます。

 

七五三の着物柄には意味がある-1-


七五三の着物を選ぶ時、決め手となるのは色や柄かと思います。

実は、柄の一つ一つに意味が込められていて、その全ての柄が我が子を想う親の願いが込められています。

よく見る柄の意味をご紹介していきます賞。

・兜 -邪気から守り、大成を願う-

体の中でも大切な頭を守る《兜》は「災いや邪気から身を守ってほしい」と言う意味が込められています。

また、地位の高い武将が身に付けていた武具であることから、「将来の大成を願う」意味も込めれています。

中国で縁起の良く、神に一番近いと言われる龍が兜の上に描かれている《龍頭(りゅうず)》の柄が人気が高いようです。

 

・鷹 -掴んだチャンスを逃さない-

空高くから獲物を見定める目と、鋭い爪で素早く捕獲する《鷹》は「先を見通し見極め、掴んだチャンスや幸運を逃さないでほしい」と言う意味が込められています。

また、身分の高い人が飼いならした鷹に獲物を捕らせていた遊びである鷹狩りを楽しんだ由来から「立身出世」の意味もあります。

 

・軍配 -良い未来へ向かって進んでいく-

相撲で使う道具としてよく知られている《軍配》の正式名称は軍配団扇と言い、本来は武将が戦場で兵を指揮する際に使っていたうちわの形をした道具の事を言います。

その為、「統率力のあるリーダーシップや行動力のある子に育ってほしい」「良い未来へ向かっていってほしい」と言う意味が込められています。

柄は、上向きで描かれるのが基本となっており、「軍配が上がる」と言う勝負に勝つ言葉から来ています。

 

七五三の着物柄には意味がある-2-


続けて、珍しくも人気のある柄をご紹介します。

・鯉 -乗り越える力をつけてほしい-

泳ぐ姿ではなく、滝登りしている姿が描かれている《鯉》は、急流の竜門を登った鯉は龍になると言われる中国の故事から「苦境を乗り越え出世してほしい」と言う意味があります。

鯉の周りに描かれている流水や水飛沫は、人生の試練や苦難を意味しています。

 

・宝尽くし -良縁と福を呼ぶ-

小槌や宝珠、宝巻きなど縁起の良い《宝物》をいくつか組み合わせてた吉祥文様ばかりを集めた柄で、「縁起が良く、福を呼ぶ」意味が込められています。

描かれた一つ一つに名前があり、意味があります。

そして、地方によっても描かれる柄に違いがありますが、吉祥文様が基本となっています。

 

・打ち出の小槌 -どんな願いも叶い、お金に困らない-

願い事を唱えながら振ると願ったものが出てくる昔話で有名な打ち出の《小槌》は、「お金やものに困らない、どんな願いも叶う」と言う意味があります。

兜や鷹など背面に大きく描かれる事はないですが、引き立たせる柄として袖や裾によく描かれています。

 

着物の地紋に込められた意味


紗綾形(さやがた)柄

《卍》を変形させた形を連続させた柄で、 絹織物に多く用いられる地模様です。

仏教用語では無限、古代中国では幸福という意味があり、「不断長久(ふだんちょうきゅう)、家の繁栄や長寿が続くこと」を意味します。
また、見る角度や光加減で陰影がつき、品格のある柄行が武家に好まれ広まったようです。

 

・亀甲(きっこう)柄

六角形を並べた《亀の甲羅》のような柄で「長寿吉兆(ちょうじゅきっこう)、良縁と長寿」を意味します。

3つに組み合わせた山の形のように繋いだ柄は《毘沙門亀甲(びしゃもんきっこう)》と呼び、七福神の一人である毘沙門天の甲冑の柄が由来になっています。

平安時代は貴族が身にまとう着物に使用され、鎌倉時代は力のある武士の家紋にも使われていたようです。

 

・菱文(ひしもん)柄

2方向の平行線が交差してできる菱形が並んだ柄で、水草の一種であるヒシに形が似ていることから「菱模様」と呼ばれるようになりました。
繁殖力が強いヒシが由来して、「子孫繁栄や無病息災」の意味を意味します。
他にも、菱形を4つ組み合わせた「割菱」や花の形を描いた「花菱」など豊富にあり、家紋にも使用されています。

また、四つ割菱は、武田宗家の用いた家紋で、全国の武田家の結束を意味があったと言われています。

 

まとめ


男の子が着物を着るタイミングは、少ないと言われていて、もしかしたら次に着るのは結婚式かもしれません。

色やデザインも大切ですが、柄にも注目して選び、将来なぜこの着物を選んだのかを伝えてみて下さい。

子を大切に想う親の気持ちがきっとお子さんに届く事でしょう!

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